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端​口​つ​と​む​と​放​蕩​マ​リ​ア​ン​ヌ

by 端口つとむ

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1.
USAGI 稜線の奥に潜む 胡桃の実を割るつもり? 真っ白な鏡に向かって 身投げするバニースーサイド 脂の染みた古い毛皮 塵にして 舞い散る水銀のカーテン ショータイム 星屑のステージで 女王様に跪こう うれしい技術 詐欺師の故郷 USA  さあアメリカ 哀しい技術 詐欺師の故郷 USA USA  USA  USA 甦る昼と夜 重なるふたつのラビットファー 甘い夢だらしなく 果てない宇宙(そら)見上げて 作詞 kiri  作曲 端口つとむ
2.
montage ブラウンシュガーの睫毛に 切れ長で流し目 クールな指先 ロイド型メガネ シャツから覗く少しだけ白い胸元 琥珀色の溜息 片手に珈琲 ページを繰り出す 爪先は桃色 万年雪が溶け出したような微笑  mon mon mon mon cheri  もうずっと昔から探しているの  montage マーブル製の耳朶 夕陽が彩る 彼方に焦がれる 蠱惑な唇 震いつきたい踵にひそむ官能  mon mon mon mon cheri  もうずっと昔から探しているの  montage Avant de la prescription 風に舞う花びら Avant de la prescription 人違いの輪舞 廃屋に身を隠す 貴方へ  mon mon mon mon cheri  もうずっと昔から探しているの  montage 作詞 kiri、放蕩マリアンヌ  作曲 端口つとむ
3.
熱帯低気圧ガール 爪先立ちの猫が 窓を見つめ 思い煩う 私の爪痕を 南の海から来た ファムファタール 2千マイル飛び越えて 会いにいくわ    激しさだけの恋は続かない ウィルマも リタも 次第に愚図ついた 大型で猛烈な ファムファタール 2千マイル飛び越えて 会いにいくわ 私に には 見える ア ア アジアのまだ見ぬモナミ 私に には 見える ア ア アジアのまだ見ぬフェルディナンド みんな巻き込み 呆れられるけれど その真ん中で 空っぽの心 非常に不安定な ファムファタール 大気圏を飛び越えて 追いかけるわ 私に には 見える ア ア アジアのまだ見ぬモナミ 私に には 見える ア ア アジアのまだ見ぬフェルディナンド 粉雪舞う頃に あなたは私を忘れてしまう 明日の未明には 進路を大きく変えてしまう 鋭い爪痕 ゆるして さよなら 鋭い爪痕 ゆるして さよなら 作詞 放蕩マリアンヌ  作曲 端口つとむ
4.
珈琲中毒 04:30
珈琲中毒    プラネタリウムの帰り道は プールで泳いだ後のよう  夕焼けの赤と家影の青のコントラスト プラネタリウムの帰り道は 足音だけが響くよう 衛星放送がキラキラと 色んな屋根に飛んでく    夏風を路地が吸い込む 街路樹に夜が群がる  これからは通ることの無い道に 空っぽになった店が   先週までの残り香を醸して佇む   珈琲豆 珈琲豆 これから何処で買えばいいの ヘッドライトと街灯と一番星に照らされ僕はひとりになった 珈琲中毒になってしまう  ひとつづつ燈る街灯が アパートを遥か遠ざける  胸の中 覗きこんでいた僕を   プラネタリウムがまた 次の星の御伽噺をして  覗き込んだ 珈琲豆 珈琲豆 これから何処で買えばいいの ヘッドライトと街灯と一番星に照らされ僕はひとりになった 珈琲中毒になってしまう 永遠に取り残されてしまう 作詞作曲 端口つとむ
5.
焼けテレフォン(初音ミクバージョン) 改札口を出て 自転車に飛び乗ったら 団地の屋根の上 夕陽がひと休み 名もない公園を 夕餉の風がすり抜け 僕に届いたから ペダルも早回し  夕焼けテレフォン ケーブルは雲の中へ  誰にでも一つだけ 受話器はいらない 目を閉じて テレビをみよう 読みかけの本を読もう 電話をかけよう 早く 早く帰ろう 街中の窓で 星座はパズルになって この街の灯りも 宇宙(そら)を旅してゆく  「ただいま」の後で 薄暗い部屋の向こう  ベランダに残ってる 太陽の遊んだ跡 夕焼けテレフォン  夜が長くつづくように 行きずりの僕らの  静かな街の夜の果て 作詞作曲 端口つとむ 
6.
部屋と猥褻と私 綺麗なかたち 飽きるまで眺めて 仕方なく触れて つぎつぎに増やした  おおおおおおおおおおおきくゆれる  隣の部屋で 水の滴る音が もっとしっかり傾いて もっとしっかりゆれながら 生と死が繰り返すこの部屋を 脱け出せるか るか るか 昨日の空気 部屋を溢れ出して 束の間の時 水を求め歩く  おおおおおおおおおおおきくゆれる  コップを置いて 嘲りを腹に溜め 流し台 その中に 生と死が活きている 三角のコーナーに 浅ましい夢の残滓 しる しる もっとしっかり前向いて ほらすっかり人任せ 金縛り 襲うけど 何度でも甦るよ るよ るよ 夜は怖い もっとしっかり傾いて もっとしっかりゆれながら 生と死が繰り返すこの部屋を 脱け出そう もっとしっかり前向いて ほらすっかり人任せ  右の眉 上がるけど 偽りは濡れた背を流れ落ちる 作詞作曲 端口つとむ
7.
火~金曜日 火曜日は本屋に行く途中 陽炎震わす車輪の音 誰か追い越す度に 夏が育ってゆく 湿った鼻は雨の濡れ衣 本屋へ向かう犬のような毎日 水曜日は屋根と屋根の波間 燕が小枝を捜すように ネクタイの帆を降ろし 影を数える帰路 平らな気持ち 街頭演説 日焼けのような蝉の声は遠く 木曜日は青い青い休日 とても昏くて目を凝らす 開けたラムネが溢れ 窓から零れている  三度目の二度寝 二度目の五度寝 枕代わりの瓶の中の毎日 金曜日は水溜りの気持ち 言いたいことが無い僕の 沢山の言葉が 空を渡ってゆく 轍に残る昨日の雨に 海が映って 遠い夏を焦す 湿った鼻は雨の濡れ衣 本屋へ向かう犬のような毎日 作詞作曲 端口つとむ
8.
帰郷 細く確かな電線は  古びた便箋のライン 零したインクの滲みのような  遠い カラスの後ろ姿  見えない手紙が書けるなら 届けてほしいな  白い息を吐きながら そろそろ帰ろう スーツを鞄に仕舞ったら 畳の隅っこに ぽつり 少し遅れた 虫の知らせ  窓を開けて逃がした  見えない手紙が出せるなら 届けてほしいな  開けた窓の向こうから 灯油の匂い     見えない手紙が書けるなら 届けてほしいな  あと一日 帰らずに ここにいようか
9.
サンセットライダー 答えを探す振りをしながら 問題を探し続けている グラウンド越しの空を見つめて 胸の中 センチメン タルの欠片を集めた 霞んだゴーグルを握り締め 何故か私は海を選んだ テニスボールの弾ける音が         薄暗い駐輪場に響いて  私は走り出し た ラジエーター 高鳴る胸を冷やかすのは ブラスバンドの間抜けな音 すれ違う嬌声 でも冷たい風は 凍えるヒロイズムを焚きつける 転がるように高架を潜り 「間に合うのかな」 迷路のような路地を抜け 角を曲がったら パノラマになった夕焼けとひとつになりたい サンセットライダー タイミングがいつも遅いウインカー 堂々巡りの旅は続く カーブミラーばかりを気にして その向こう 一番星に気づかなかった これから雪が街を覆って ひとりの時間が続くのかな 答えを探す振りをしながら 問いかけは 曲がりそびれた道のように 遠ざかっていく 潮の香り こんな所まで来てしまった やりたいことなんて何もない なりたいものもない 煩わしさと不安とつくり笑い プライド 振り切るように枯葉を散らし(オータムリーブス) 「間に合わないかも」 朝日のように真っ直ぐに先を急ぐから パノラマになった夕焼けよ 消えないで 行かないで また見れるとしても 転がるように高架を潜り 「間に合わないかも」 迷路のような路地を抜け 角を曲がったら パノラマになった夕焼けのフィルムに焼き付けた サッドネス 叫び出したい悲しみが 意外と少ない サンセットライダー 作詞 放蕩マリアンヌ 作曲 端口つとむ
10.
舞い踊るお茶のように うどん屋の調理場で こんな人間模様 だけど皆 つゆ知らず ぶっかけうどん  食べる 苦手な人の眉毛を千切って 撒き散らしたい 舞い踊るお茶のように 恋人が変態で それだけが気がかりなの 少しだけ 少しだけ 少しだけ変態 春が私の停滞を溶いてくれるなら 秋に縋る手を放とう メガネを取って 髪をかき上げて 汗を拭く 冬支度をはじめよう 海が溢れて 星がこの屋根を叩いても 気づかない振りをしよう 苦手な人が訪ねてきたって知らないわ 好きな人とあそびましょう 舞い踊るお茶のように 作詞 放蕩マリアンヌ  作曲 端口つとむ
11.
signal 遠い国 カリブの夕凪を溶かし  飲み干した コロンビアの甘い薫り 昨日はイタリアン 溜息より速く 静かなカフェを抜け出して   傍らを 早足の男が過ぎる 鯨幕を行く私たちは 青く導かれて   夜の街は 海底のよう      黄色い点滅 波の随意に見上げる月よ   私の行方を照らすように 迷わせるように   不在を責める紙を眺めながら   黄色い声と真っ赤な嘘が 青い部屋を満たし   リモコンを投げ捨てて眠る 遠い国 朽ち果てた街の広場で ひとりきり 青空にそびえていた 目覚めた真夜中 姿見は絵のない額のように この部屋を不確かに描く   止まれも 進めも 遊びも恋も 黄色く褪せた   窓辺に寄り添う空蝉が 夜毎に増えて   ワードローブを溢れ出す 時が この声を奪ってしまった 愛が逃げるドアを閉めてしまった 音にできないこの叫びを響かせ いつか 誰かが揺れるのを待っていた   黄色い点滅 波の随意に見上げる月よ   私の行方を 照らすように 迷わせるように   都会の星なら 流れゆくのを惜しみはしない   窓辺を縁取る 彩よ ああ   ワードローブのドアを畳みながら   黄色い声と 真っ赤な嘘が 青い部屋を満たし   リモコンを投げ捨てて眠る   作詞 放蕩マリアンヌ  作曲 端口つとむ
12.
青い煙 05:13
青い煙 友達が 「今夜来い」と  「集まって話したい」と   呼び出されたのさ 長すぎた昼の終わり 停め慣れた古い空地  車降りて 泥濘に取られた影法師 帰らぬまま 通り過ぎる誰とも触れ合わず  ドアを叩く  一人が好きな あいつこいつそいつ  それぞれの”みんな” 見つめていた   黄昏は気休め 思い出は気まぐれ  長い夜だけが この俺たちの騒ぎを見つめていた 抜け出したベランダ 奴がいて タバコの匂い 不似合いな プランターの薔薇の花 避けるように 上向いて思い切り吐き出した 青い煙 何かが終わったわけじゃないのに  遠くの街が月の下に浮かぶ  背中の灯 夕日のように  琥珀の中で ひねくれたポーズで  石になるなんて まっぴらだろう 黄昏は気休め 思い出は気まぐれ 壁の落書きはもう 俺たちのものじゃないと気づいたんだ 一人が好きな あいつこいつそいつ でも長い夜だけを友に 俺たちはいつも集まっていた 作詞作曲 端口つとむ

about

放蕩マリアンヌとは、端口つとむが中心となって不定期、ノンジャンルに活動しているユニットです。過去にyoutubeやニコニコ動画にアップした音源をリミックスしたものをまとめました。初音ミク嬢が音痴だった部分もかなり修正しております。

端口つとむ、ソロCD発売中。http://love-records.net/?pid=88806319

credits

released September 16, 2016

端口つとむ(作編曲、演奏)、kiri(ボーカル、ピアノ)、降淵(チェロ)、朝倉浩二anchor record(ギター)、02(ノイズ)、又川慎也anchor record(ベース)

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